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2020.10.02

9月の教室は鐘崎のケンサキイカ!

9月の教室は鐘崎のケンサキイカ!

MOKは料理教室を核に、地元の食材を、地元の農家さん、漁師さんたちから提供してもらい、私達の手元まで食材が届くまでの背景を知り、地元愛ある料理家さんたちに調理を教えてもらいながら、みんなで食を楽しむプラットフォームです。

2020年9月、第1回目のむなかたオープンキッチンMOK(モク)のテーマは鐘崎のケンサキイカ!
今回はコロナ渦ということもあり、ガイドラインに基づいた人数限定をしたリアルの場だけでなく、ZOOMを使ったオンライン料理教室も行いました。

 

先生は鐘崎の漁師の「岬のね〜ちゃん」の入江さん

今回の料理教室の先生は、日本でも有数、福岡では漁獲量No.1の鐘崎漁港で、「岬のね〜ちゃん」という漁協女性部のメンバーと作った団体を行っている入江さんに行ってもらいました。「岬のね〜ちゃん」は、一般の方に魚のさばき方教室や、イカ飯の素、イカコロッケなどの商品開発・販売を行うなど、鐘崎を中心に魚食文化を拡める活動を行っています。

参加者は地元の主婦や、イカのさばき方を知りたかった、という方が多く、いつも台所仕事に慣れている方々で、テキパキ動かれて、下ごしらえなどもみなさんと共に行いながら和気あいあいとした雰囲気でスタートしました。

 

早速、イカをさばいてみる

まずはMOKのメンバー紹介から始まり、入江さんのご紹介。早速、入江さんの周りに集まり、イカのさばき方を説明。普段から料理教室をずっとされてきたので慣れた手付きと説明でイカの皮の向き方などを見せながら話していきます。鐘崎のイカは鮮度が落ちないように急速冷凍機を使い、冷凍します。そのイカを流水などで半解凍状態にしてから調理スタート。

まな板の上にキッチンペーパーを敷きます。これは半解凍だと汁などが出づらく、キッチンペーパーで拭き取り、片付けも楽なのだそう。また皮を剥く際にもある程度の硬さがあるので剥きやすいのだそう。これには参加者の皆さんも「知らなかった〜」「こんなに簡単にできるんだ」など、驚きの声が上がっていました。みなさん、イカを丸ごと買ってきてなんとなく「こんな感じかな?」というやり方でやられていたみたいです。

入江さんやイカ漁師さんがよく言うのですが「イカは捨てるところがない」というくらい、食べられる場所がほとんど。そして生でも炒めても食べられる。イカが嫌いという人もなかなかいない、万能な食材なのです。

 

イカで思い思いのカルパッチョ!

まずはみんなでイカを捌いた後、カルパッチョをつくっていきます。入江さんが包丁を斜めに入れて、説明していきます。隠し包丁を入れて繊維に沿って切る場合と、繊維を切っていく場合。食感の違いを食べてみてくださいとのこと。

繊維に沿った方はコリコリした感じ。もう一方は柔らかい食感になるそうです。ちなみに私は食べてみましたが違いがそこまでわかりませんでした。笑(鈍感?)

ミニトマトなどを使ってみなさん思い思いのカルパッチョを盛り付けていました。

そして続いては残ったイカを使ってバター焼き。にんにくを炒めて香りが立ってから、まずは火の通りが遅いエリンギを炒め、パプリカを。その後すぐにイカを炒めます。パプリカやイカは生でも食べられるのでそこはお好みで。 そして試食!数日前に鐘崎漁港で水揚げされた新鮮なイカをみんなでいただきます!

 

イカ漁師の大庭さんの現場

みんなで試食している中、今回イカを獲ってきてくれた漁師の大庭さんの漁に同行したムービーを投影。イカがどのようにして私達の食卓に運ばれてくるのか、よく分かるムービーになっています。皆さんもぜひご覧いただき、興味を持ってもらえたらぜひ、鐘崎の活魚センターにてイカやお魚をお買い求めください。ちなみに今回は、自由ヶ丘コミセン、日の里コミセン、そしてオンラインで開催いたしました!オンラインでは東京からの参加もありました!

MOKでは家庭にある普通の食材でできる料理をつくるようにしています。こちらが今月のレシピ。

いつもの料理に地元の食材が加わることで、もっと地元の食材が日常的に身近になってほしいと思っています。ぜひ、次回の料理教室もご参加ください!

谷口 竜平
記事を書いた人の情報
谷口 竜平
MOKでは主に旗振り役担当。 1980年生まれ。福岡県宗像市出身。事業企画・都市デザイン・建築設計・広告企画制作・販売促進を行うクリエイティブオフィスなどを経て2014年、個人事業主として開業。地元宗像の祖父母から受け継いだ家と土地の有効活用として、7,200坪の里山もシェアする”むなかたシェアハウス”や自然に囲まれたワーキングスペース”むなかたシェアラボ”を運営。ツリーハウスのある里山を遊びと学びのある場にするプロジェクトを模索中。育った地域環境の影響から地元生産者を紹介するイベントや、その商品のブランディングを積極的に行う。プロデューサー・ディレクター・デザイナー・大家。宗像大島の島づくり会社、合同会社「渡海屋」共同創業者。創業支援施設「fabbit宗像」地元サポーター。
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